フォームを貫く だが場面で！

 梅雨入りの関東

無職には物悲しさが沁みる雨空の中マイホールに向かう

前日大爆死台で打ち始めるも2kレギュラーから300回し当たらず帰宅

こんな日は一度リセットだ

シトシト降る雨の中憂鬱な気分で金策をあれこれ考える

すると滅多にならないスマホの着信音が鳴り出てみるとウェブで申し込みしたケアハウスの面接日時の確認だった

金曜日に決まり、その場で運転のテストがあるという。採用前提のようにも思えるが過度の期待はしないでおこう

夕方は退社した会社に雀の涙ほどの給料を貰いにいく

保険やら年金やらで散々事務手続きを煩わせた挙句の短期退社なので当然対応は冷たい

迫った支払いを済ませマイホールに再度行くと朝一の狙い台は2000枚ほど出ていた

あと二千円で辿り着ける履歴だ

悔しくないはずがない。だが博打で一番大切なのはフォームを貫くこと、そして我慢だ

フォームを貫くといってもこれは勝負事の話であり対社会になると話は別だ。

社会や職場は与えられた役割を演じるところだ。本当の自分というものには残酷なほど誰も興味がない

それを今一度よく考えて面接に向かいたい